食べんさい 広島流お好み焼き
キャベツと具材をヘラでギュッと押さえ、旨みをま〜るく閉じ込めた広島流お好み焼きが食べられるのが、和歌山市園部の『つかさ』。大きな鉄板の上で、長野県など高原育ちのキャベツ、もやし、イカ、豚肉、そば、卵が重ねられていきます。ソースは少し甘めのつかさオリジナルで、トッピングは材料の中で最もコストをかけているという、香り高くキメの細かい“あおさ”。
一口大に分割したら、ヘラにのせてそのまま口へ!旨みの層全てが一度に味わえるのでこの食べ方がベスト。端から少しずつ切ると水分が飛びにくく、最後までジューシーです。
食べ方を教えてくれた賀川司店主(78)の一番のお勧めは「エビ・イカ・イカ天・そば」。「肉玉そば1枚!」と注文するお客さんはほぼ間違いなく広島出身者で、故郷の話に花が咲くことも。店内にはカープの選手のサイン色紙や賀川店主の出身地、呉市や宮島の観光パンフレットもあり、「広島に行くんなら持っていきんさい」と気さくに対応してくれます。
1985年3月15日の創業時、「きてみんさい」と記したチラシを出して以来、36年。途絶えることのないお客さんの期待に応えるため、スタッフは休憩時間も大切にしています。特注の「休憩中」の看板が出ている時はそっとしといてつかぁさい。週末は混み合うので平日にゆっくり楽しんで!
つかさ
〒640-8483 和歌山県和歌山市園部943-13
営業時間:11時〜14時、17時〜21時。14時〜17時は休憩。
定休日:水・木曜
お好み焼きは900円〜